私は普段、ネックストラップをあまり使わないタイプです(もちろん、まったく使わないわけではないのですが)。
よく使うのは、ハンドストラップやリストストラップ。そのほうが、自分の撮影スタイルに合っていると感じています。
ネックストラップを避けがちな理由はいくつかあります。
- カメラをぶら下げっぱなしにしたくないこと。
- ショルダーバッグやバックパックを使っているときに干渉してしまい、ちょっとストレスを感じる
そんな理由から、手元でサッと扱えるリストストラップを愛用しています。
今回は、軽量なカメラと相性抜群の「Peak Design(ピークデザイン) Cuff(カフ)」というリストストラップをご紹介します。

3年以上使ってきた実体験ベースでのレビューです。
先に結論を言ってしまうと、
この「Peak Design Cuff」は、軽量なミラーレスやコンデジにぴったりの、おすすめストラップです!


Peak Design Cuffのスペックと外観
Peak Design Cuffのスペック
商品名 | Peak Design Cuff(カフ) |
---|---|
重量 | 実測で約27g(アンカーリンクス込み) |
耐荷重 | 90kg(200ポンド) |
寸法 | 最大長さ:約29cm 最小長さ:約20cm |
Peak Design Cuffの外観と使用感
「Peak Design Cuff」は、非常にシンプルなデザインが特徴です。
私が使っているのはブラックのモデルですが、個人的には赤いワンポイントの縫い目がちょっと気になりました。
できれば、そこも黒で統一されていたらもっと好みでしたね。


ストラップ本体はとても軽量で、「アンカーリンクス」を装着した状態でもわずか27gしかありません。
この軽さは、日常使いのカメラストラップとしてはかなりありがたいポイントです。


ひとつユニークな仕掛けとして、ストラップにはマグネットが内蔵されています。
これにより「Cuff」をカメラから外したあと、手首にブレスレットのように巻き付けておくこともできます。
使わないときにもスマートに収納できるのは嬉しいところですね。




「Cuff」は重さがかかるとストラップが自動で締まる仕様になっていて、これも安心感があります。
うっかり手から滑り落ちる心配が少ないのは、ハンドストラップとしてはかなり優秀なポイントだと思います。




最近は、手持ちの「sigma fp」に装着して使用しています。



ミニマルな「sigma fp」のデザインにも、「Cuff」はよく馴染んでくれます。


ちなみに、「Cuff」のカラーバリエーションは2025年6月時点で5色展開。
私が購入したときには、まだそこまで豊富ではなかったので、今のラインナップを見るとちょっと羨ましくなります。
- Black(ブラック)
- Ash(アッシュ)
- Sage(セージ)
- Coyote(コヨーテ)
- Midnight(ミッドナイト)



すべてのカラーが選べる状態だったら「Coyote(コヨーテ)」を選んでいました。










Peak Design Cuffのメリット・おすすめポイント
27gとかなり軽量
「Peak Design Cuff」は、とても軽量なストラップです。アンカーリンクスを取り付けた状態で、実際に計測してみたところ、重さはわずか27g。
この軽さなら、カメラに付けていても負担になることはほとんどありません。
長時間使っていてもストレスになりにくく、コンパクトなカメラとの相性も抜群です。


ちなみに、ネックストラップとして使っている「Peak Design Leash(リーシュ)」も63gとかなり軽量です。




アンカーリンクスの着脱がスムーズ
Peak Design(ピークデザイン)のストラップといえば、スムーズに着脱できる「アンカーリンクス」が有名です。
親指で軽く押しながらスライドするだけで、簡単に取り外し・取り付けができる仕組みになっています。
工具や特別な操作も必要ないので、カメラの使い方に合わせて気軽に付け替えられるのが魅力です。





「こんなに簡単に着脱できるなら、うっかり外れてしまうこともあるのでは?」でもご安心を!
「Cuff」に限らず、これまで長年にわたってPeak Designのストラップを使ってきましたが、アンカーリンクスが勝手に外れてしまったことは一度もありません。
すべてブラックで統一された「オールブラックバージョン」も出ていて、よりシンプルな見た目を好む方におすすめです。


耐久力と安全性
アンカーリンクスの耐荷重は、なんと約90kgと公式に表記されています。
ここまでの強度があれば、ほとんどのカメラで安心して使えますね。
さらに、安全面でありがたい工夫がもうひとつ。
アンカーリンクスのコード部分は「黒 → 黄 → 赤」の3層構造になっていて、内部がすり減ってくると、まず黄色が見えるようになっています。
この黄色が見えたら、そろそろ交換のサイン。
赤まで見えてしまうと危険なので、その前にしっかり交換できるようになっています。



私は何年も同じアンカーリンクスを使っていますが、今のところ黄色が見えたことすらありません。


上でも触れましたが、長年使っていてもアンカーリンクスが勝手に外れたことは一度もありません。
しっかりとロックされる仕組みになっていて、信頼感があります。
アンカーリンクスの説明に話がそれてしまいましたが、「Peak Design Cuff」自体も、これまで破損するような気配はまったくありません。
素材もしっかりしていて、日常使いでガシガシ使っても問題なく耐えてくれます。



こういう安心感が長くPeak Designの製品を使い続けている理由のひとつでもあります。
Peak Design Cuffのデメリット・気になるポイント
ストラップとしてはやや高価
「Peak Design Cuff」は、価格が6,000〜7,000円程度と、カメラ用ストラップの中ではやや高価な部類に入ります。
正直、最初に見たときは「ちょっと高いかな?」と感じる方も多いかもしれません。
ですが、一度購入してしまえば、そのシンプルで飽きのこないデザインと、しっかりとした耐久性・安全性のおかげで、長く安心して使い続けられます。



安いストラップを買い替えるより、最初から信頼できるものを選ぶのも手です。
大きめのカメラには使いにくい?
「Cuff」は耐荷重が約90kgもある、しっかりとしたリストストラップですが、実際に大きめのカメラやレンズで使うとなると、必ずしもベストとは言えません。
私がメインで使用している「SONY α7 IV」には、ハンドストラップタイプの「Peak Design CLUTCH(クラッチ)」を装着しています。



「CLUTCH」は手のひら全体でがっちりホールドしてくれるので、大きめのカメラでは安心感があります。
ただし、軽量な単焦点レンズなどを装着しているときには「Cuff」でもまったく問題ありません。
むしろ、取り回しが軽くなる分、気軽に撮影できて快適です。
「Cuff」は軽量なミラーレスやコンデジと特に相性が良くて、大きめのカメラ・レンズのセットには「CLUTCH」などの別ストラップを使い分けるのがおすすめです。


ちなみにハンドストラップの「Peak Design CLUTCH」は6年以上使っています。




他のリストストラップ
「Peak Design Cuff」はとても優れたリストストラップですが、価格がやや高めなのがネックという方もいるかもしれません。
そこで、「Cuff」に比べて価格を抑えたリストストラップもいくつかご紹介します。
ただし、実際に使ったわけではないので、あくまで選択肢のひとつとしてご覧ください。



コスパ重視で試してみたい方には、このストラップからスタートして、あとから「Cuff」にステップアップするのも良いかもしれません。




まとめ|Peak Design Cuffがおすすめな人
- 軽量なカメラをストラップを探している方
- ネックストラップに不満がある方
- 安心・安全なストラップを使いたい方
- 撮影時の機動性を重視する方
少し価格は高めですが、「Peak Design Cuff」はデザイン性、機能性、そして長く使える安全性を兼ね備えた優秀なリストストラップです。
一度使ってみれば、その快適さと安心感に驚くかもしれません。
気がつけば、他のストラップには戻れなくなっている、なんてこともあると思います。
軽量カメラとの相性抜群な「Cuff」、気になった方はぜひチェックしてみてください!

