富士フイルム(FUJIFILM)のX-E5を発売日に手に入れて5ヶ月ほど経ちました。
X-E5に限った話ではありませんが、富士フイルム(FUJIFILM)のカメラを使っていると、「DR400%」という設定を目にすることがあります。
ただ、実際に使っている人でないと分かりにくい機能でもあります。
- 何がどう変わる機能なのか
- いつ使えばいいのか
- 常に「DR400%」にしていいものなのか
このあたりは、実際に試してみないと判断しづらい部分です。
この記事では、X-E5を使って実際に撮影した経験をもとに、「DR400%」の効果やメリット・デメリット、さらに作例で「DR100%」との比較も掲載しています。
簡単に結論を言いますと、DR400%はデメリットを理解した上で使えば、明るい部分の破綻を抑えながら撮影できる便利な機能です。
すでに使っている方はもちろん、これから富士フイルムのカメラを検討している方の参考になれば嬉しいです。
X-E5のレンズキットについては、別記事でレビューも書いているので、気になる方はあわせてご覧ください。

DR400%とはどんな機能?
DRは「ダイナミックレンジ」の略で、白とび(明るい部分)を抑えるための機能です。
撮影する画像のダイナミックレンジを変更できます。広いダイナミックレンジでの撮影は、逆光や明暗差の大きなシーンで白とびを抑えて、より見た目に近い画像を撮影できます。
引用元:FUJIFILM X-E5 使用説明書
- 通常の撮影:DR AUTO(自動調整) ※DR100・DR200%が自動で選択されます
- 明暗差が激しいシーンで白飛びを抑えたいとき:DR400%
特に逆光や白いかったり明るい被写体が入りやすいシーンでは、DRの設定によって仕上がりが結構変わってきます。
逆に光のコントラストが弱いシチュエーションでは効果が薄いので、DR100%かAUTO(自動調整)に設定するのがオススメです。
DRの設定方法(X-E5の場合)
DR(ダイナミックレンジ)の変更は、メニュー画面の「画質設定 > ダイナミックレンジ」で設定が可能です。

DRをAUTO(自動調整・オート)に設定している場合は、DR100%またはDR200%が自動で選択され、DR400%が使われることはありません。
DR400%を使う場合は、手動で設定する必要があります。
「クイックメニュー」か「ファンクション(Fn)」に割り当てておくと素早く設定変更できるので便利です。




DR400%を使うメリット
白とびが抑えられる
DR400%に設定する最大のメリットは、明暗差が激しいシーンで白とびを抑えること。
- 晴天の空
- 白などの明るい被写体
- 逆光気味のシーン
RAW現像である程度は調整できますが、撮影時点で白飛びを抑えられるのは大きなメリットです。
DR400%を使うデメリット
最低ISO感度が上がる
DR400%を使う場合は最低ISO感度があがってしまいます。
X-E5の場合、DR100%では最低ISO感度が「125」ですが、DRの設定を変更すると次のように最低ISO感度が高くなってしまいます。
- DR200%:最低ISO感度 250
- DR400%:最低ISO感度 500
※補足ですが、機種によってISO感度の数値は異なります。例として、X-M5ではベース感度が「160」、DR200%では320、DR400%では640となります。
ISOが上がることでノイズが増える
ISOが上がるので条件によってはノイズが目立ちやすくなります。
- 暗部が多いシーン
- 夜景や室内
とはいえ、富士フイルムのカメラは気軽にスナップしたいときにだけ使っているので、多少ノイズが増えても個人的にはまったく気にしていません。
作例/DR100%とDR400%の比較
同じシーンでDR100%とDR400%を切り替えて撮影した作例を紹介します。比較してみると、明るい部分に違いがあるのが確認できます。
ちなみに、作例はすべてX-E5で撮影しました。
左:DR100% / 右:DR400%
今後、DR400%の効果がわかりやすい写真があれば作例として追加していきます。
まとめ
今回は愛用しているX-E5で「DR400%」など、DR設定の効果を解説してみました。
DR400%はデメリットを理解して使えば、白飛びを抑えて撮影ができる便利な機能です!
- DR400%は白飛びを抑えるメリットがある
- DR400%は最低ISO感度が上がってしまうデメリットがある
- DR400%を常用するのではなく、撮影シーンに応じて使い分けるのがオススメ
DRの設定は特性を理解して使うことで効果を発揮する機能です。
白飛びを抑える反面、ISO感度が上がるという制限もあるので、常にDR400%に設定するのではなくシーンに合わせて「DR AUTO」などと変更するのがオススメです。
明るい屋外やコントラストの強い場面で「白飛びを抑えたい」と感じたときに使い分けることで、富士フイルムのカメラらしい描写を活かしやすくなります。
富士フイルムのカメラを使っている方にも、これから購入を考えている方にも、少しでも参考になれば嬉しいです。
X-E5のレンズキットについては、別記事でレビューも書いているので、気になる方はあわせてご覧ください。























