カメラを買ったはいいけど、次に何を揃えればいいのか分からない…そんな初心者さんも多いのではないでしょうか?
この記事では、ミラーレス一眼や一眼レフを始めたばかりの方に向けて、あると便利なおすすめカメラアクセサリーやグッズを紹介します。
中にはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でも使えるアイテムもあるので、これからカメラライフを充実させたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
- カメラを買ったけど、何を揃えればいいか分からない
- 最低限あったほうがいいグッズを知りたい
- カメラ生活をもっと快適にしたい
- カメラを趣味として長く続けたいと思っている
必須アイテム
記録・保存系
SDカード
カメラで撮った写真を保存するための必須のメモリーカードです。
容量は64GB〜128GBあたりがバランスよく使いやすいです。
RAWでの保存や、連写を多用する方は128GB以上がおすすめです。
記録速度や転送速度の目安として「UHS-I対応」と書かれたSDカードを選ぶと安心です。

「UHS」とは、「Ultra High Speed」の略で、SDカードのデータ転送速度を規定する規格のひとつです。
「UHS-I」「UHS-II」「UHS-III」などのバージョンがあり、数字が大きくなるほど理論上の最大転送速度が高くなります。
カメラ本体がUHS-IIに対応している場合は、「UHS-II対応のSDカード」を選ぶのがおすすめです。
写真をカメラに保存する時間や、パソコンへの転送時間がぐっと短くなって、撮影も作業もより快適になります。


旅行や長時間の撮影では、SDカードがいっぱいになったり、まれに故障することもあります。そんなときのために、予備のSDカードを1〜2枚持っておくと安心ですよ。
カメラ保護・メンテナンス
液晶保護フィルム
カメラの背面にある液晶モニターは、撮影中にチェックしたりメニューを操作したりとよく触れる部分なので、傷や汚れから守るために保護フィルムを貼っておくのがおすすめです。
例として「SONY α7 IV」の液晶フィルムを紹介していますが、所有しているカメラに合ったサイズの液晶フィルムをお選びください。


レンズ保護フィルター
カメラのレンズ前面に取り付けてガラス部分を傷やホコリから守るためのアイテムです。
レンズはカメラの中でも特に大切で繊細なパーツなのでなるべくダメージを避けたいところですよね。



万が一カメラを落としてしまったときでも保護フィルターが付いていれば、ガラス部分へのダメージを軽減してくれる可能性もあります。
所有しているレンズ径に合ったサイズの保護フィルターを選びましょう。


ブロワー
カメラやレンズ、センサー周りに付いたホコリを風で吹き飛ばすためのアイテムです。
カメラのメンテナンスでは基本中の基本ともいえるグッズです。
レンズ表面やファインダー、カメラの隙間などに気づかないうちにホコリがたまることもあるので、こまめにブロワーでシュッと吹き飛ばしてあげるだけでも、機材をきれいに保てます。


防湿庫・ドライボックス
カメラやレンズをカビから守るための保管ケースです。
特に梅雨の時期や湿気の多い部屋では重要なアイテムになります。
カメラ機材は湿気に弱く、レンズにカビが生えてしまうと写りにも影響するので、普段からの保管環境がとても大切になります。
本格的に管理したい場合は防湿庫がおすすめ!
湿度を一定に保ってくれるので、機材を長く安心して使いたい人にはぴったりです。


いきなり防湿庫を買うのはちょっと抵抗があるという方は、価格も抑えられたドライボックスという選択肢もあります。
乾燥剤と一緒に使えば、手軽に湿度管理ができるので、初心者にも取り入れやすい方法です。


撮影補助
カメラストラップ
カメラの落下防止や持ち運びをしやすくするためのアイテムです。
ネックストラップ、リストストラップ、ハンドストラップなど種類があり、好みや使い方に合わせて選べます。
お気に入りのデザインを探すのも楽しみのひとつです。
今回は私も長年愛用している大好きなPeak Design(ピークデザイン)のストラップを紹介していますが、デザインも値段も様々なので好みのストラップを探してみてください。
ネックストラップ


リストストラップ




ハンドストラップ




あると便利なアイテム
単焦点レンズ
初心者の方が初めてカメラを買うときは、レンズキットを選ぶことが多いですよね。
次のステップとしておすすめなのが、各メーカーが用意している「撒き餌レンズ」と呼ばれるコスパのいい単焦点レンズです。
描写力が高く、背景もきれいにぼかせるので、写真の楽しさがさらに広がります。
SONY
FE 50mm F1.8 SEL50F18F(フルサイズ)


E 35mm F1.8 OSS SEL35F18(APS-C)


Nikon
NIKKOR Z 40mm f/2(フルサイズ)


NIKKOR Z DX 24mm f/1.7(APS-C)


Canon
RF50mm F1.8 STM(フルサイズ)


RF28mm F2.8 STM(フルサイズ)


メンテナンス・クリーニング
レンズペン
レンズに付いた指紋や汚れを拭き取るクリーニングアイテムです。
ブラシも付いているのでホコリをサッと払うこともできます。
小さくて軽いので、普段から持ち歩いておくと外出先でも便利です。


液晶・レンズクリーニングペーパー
カメラの液晶画面やレンズ表面の汚れを手軽に拭き取れる使い捨てタイプのペーパー。
指紋やホコリを除去できて、撮影前のちょっとしたクリーニングに便利です。


無水エタノール
レンズやカメラボディの油汚れをしっかり落とせる定番アイテムです。
揮発性が高く、水分を残さずサッと乾くので、精密機器のお手入れにも安心して使えます。



風が強かった日や、雨に濡れてしまったときには、必ずボディ全体をクリーニングするようにしています。


レンズのコーティングに影響がある恐れがあるので、私は主にカメラのボディやレンズの外装部分の掃除に使っています。
無水エタノールをマイクロファイバーのクロスに付けて清掃しています。


掃除セット
いろいろ個別に揃えるのが面倒な方は、綿棒・ブラシ・クロスなどがひと通り入った清掃キットを用意すると便利です。
初めてのメンテナンスでも使いやすく、必要な道具が一式揃っているので、まずはこれをひとつ持っておくと安心です。


収納・持ち運び
カメラバッグ
衝撃なカメラを守るために設計された専用のバッグがあると安心です。
バックパック・リュック、ショルダー、トートなどさまざまなタイプがあり、収納力や取り出しやすさ、デザインなどで選ぶことができます。
使うシーンに合わせて、自分に合ったタイプを選ぶと快適に持ち運べます。
バックパック・リュック


ショルダー・スリング








トート


インナーケース・収納ボックス
カメラバッグをわざわざ買うほどではないという方には、普段使っているバッグにそのまま入れられるインナーケースがおすすめです。
クッション付きで移動時の衝撃からカメラをしっかり守ってくれます。
購入前に自分のバッグに収まるかどうかサイズをよく確認しておきましょう。


SDカードケース
複数のSDカードをまとめて整理・保管できる小型のケースです。
自宅での保管はもちろん、撮影時の持ち運びでも大事なデータを守るためにケースに入れておくと安心です。


撮影補助・アクセサリ
三脚
夜景や風景写真、ブレを防ぎたい場面で活躍するアイテムです。
しっかりとした撮影をしたいときにあると安心です。
卓上で使える超小型タイプと、持ち運びに便利な軽量タイプの三脚をひとつずつ持っておくと、撮影シーンに応じて使い分けができて便利です。




PL・NDフィルター
PLフィルターはガラスや水面の反射を抑え、風景撮影など色彩を鮮やかに見せたいときに効果的。


NDフィルターは光の量を減らすことで、明るい場所でもシャッタースピードを遅くでき、滝やなどの長時間露光の撮影に活躍します。


風景撮影を楽しみたい方にとっては、あると表現の幅が広がるアイテムです。
ステップアップリング
異なる口径のレンズでも同じフィルターを使い回せるようにするためのアイテムです。
たとえばPL・NDフィルターを大きめの82mmで揃えておき、ステップアップリングを使って各レンズに装着すれば、経済的にフィルターを活用できます。


- 67mm→82mm
- 72mm→82mm
- 77mm→82mm
といったステップアップリングを用意し、フィルターを82mmで揃えておくことで、複数のレンズで使い回せて経済的です。


電源・データ管理
バッテリー・モバイルバッテリー
撮影中にカメラのバッテリーが切れてしまうと、写真を撮ることができなくなってしまいます。
長時間の撮影や旅行など外出時には、予備のバッテリーを持っておくと安心です。
例として「SONY α7 IV」のバッテリーを紹介していますが、所有しているのカメラに合ったバッテリーをお選びください。


USB充電対応のカメラであれば、モバイルバッテリーがあればその場で充電できるため、撮影の中断を防ぐことができます。


外付けSSD・HDD
撮影したデータのバックアップや長期保存に役立つストレージです。
SSDは読み書きの速度が速く、持ち運びにも適しているので、データの保存やバックアップ用としてとても便利です。
ただし、HDDと比べると価格がやや高めなので、その点はあらかじめ注意しておきましょう。


HDDは大容量でも比較的安価で、日常的な保存用におすすめです。


SSDとHDDを用途に応じて使い分けると効率的です。
Amazon Photos
撮影した写真をオンラインで保存・管理できるクラウドサービスです。
Amazonプライム会員であれば写真は容量無制限で保存できるので、ローカルのストレージを圧迫せずに安心してバックアップできます。
スマホやPCからもアクセスできるので、私は家族共有用にAmazon Photosを利用しています。
現像・編集・管理
Lightroom Classic
現像できるソフトは色々ありますが、私が長年使用しているLightroom Classicをおすすめします。
写真の管理から、RAWで撮影した写真の明るさや色味、コントラストなどを細かく調整できる編集ソフトです。
使いやすい操作画面と多機能な編集ツールが揃っていて、写真の仕上げにこだわりたい方に適しています。
編集できる項目は限られますが、JPG画像の調整も可能です。


レンタルもおすすめ
高価なカメラやレンズをいきなり購入するのは、やっぱりちょっと不安、という方は買う前に一度レンタルして試してみるのがおすすめです。
まとめ
カメラを始めたばかりの頃は、何を買えばいいのか迷ってしまうと思います。
しかし、便利なアクセサリーやグッズを少しずつ揃えていくだけで、撮影の幅がぐんと広がります。
今回紹介したアイテムの中から、自分のスタイルに合いそうなものをぜひ見つけてみてくださいね。
楽しく快適なカメラライフの第一歩になりますように!