仕事や普段使いに、とにかくミニマル・シンプルなデザインのリュックが欲しい。
細かい収納があるリュックが欲しい。
背負心地のいいリュックが欲しい。
1泊の旅行にも使える容量も欲しい。
そんな方にオススメしたいのが、今回ご紹介するAble Carry(エイブルキャリー)のリュック・バックパック、Daily Plus(デイリープラス)です。
Able Carry Daily Plusはとにかくミニマル・シンプルなデザイン。
そして、21リットルの収納力で、仕事などのビジネスシーンから普段使い。1泊で荷物が少なめなら旅行でも活躍します。
今回はAble Carry Daily Plusを購入して2年ほどたったので、使用感などレビューしてみたいと思います。
先に結論からお伝えすると、いくつか気になる点はあるものの、ミニマルでシンプルなデザインを好み、使い勝手の良いリュックを探している方には、とてもオススメできるアイテムです。
| 良かった点 | 気になった点 |
|---|---|
| 仕事にも使いやすいミニマル・シンプルなデザイン 荷物が入っていなくてもリュックが型崩れしにくい ボトルを隠せるポケットが優秀 荷物が重くても軽く感じる背負心地・フィット感 | PCが取り出しにくい フロントやボトル収納はメイン収納に影響する メイン収納の奥の荷物は取り出しにくい |
Able Carry Daily Plusの特徴
ABLE CARRY(エイブルキャリー)は香港発のバックパックブランドです。
その中で人気のDaily Plusは、Daily Backpackが進化した後継モデルです。Daily Backpackから、収納力とクッション機能がグレードアップされています。
個人的には、ミニマル・シンプルなデザイン性と、外側から見えなくなるボトル収納部分があることが購入の決め手になりました。
A-FRAME(エーフレーム)の構造も特徴で、リュックの型崩れもしにくいです。素材のX-Pacも高い耐久性と防水性があり、安心して使うことができます。
Able Carry Daily Plusの仕様
| 対応ノートPCサイズ | 最大16インチまで |
|---|---|
| 対応タブレットサイズ | 11インチのiPadが入ります |
| 素材 | X-Pac |
| 容量 | 約21L |
| 重量 | 約1210g |
| 寸法 | 約 高さ49 x 幅29 x 奥行19 cm |
Able Carry Daily Plusのデザイン・外観
Daily Plusの前面デザインです。前面に限らず、全体的にミニマルでシンプルな印象に仕上がっています。
後ほど紹介しますが、フロント部分には収納も備わっています。

Daily Plusはロゴが本体と同色で目立たず、控えめな印象なので、その点がとても気に入っています。
ワンポイントの差し色や主張の強いロゴがない、シンプルなデザインが好みなのでDaily Plusは私にピッタリです!


右側には、ペットボトルや水筒を収納できるポケットがあります。


左側には、特に収納ポケットなどは設けられていません。


リュックの左右には、メインジップをまとめられるバンドが付いています。歩いているときににジップがカチャカチャ鳴ることもなく、セキュリティ面でも安心です。


背面は厚めのクッションで、しっかりとした背負い心地です。クッションがセパレート構造になっているので、夏場の蒸れを軽減してくれるのも嬉しいポイントです。


上部にはしっかりとした持ち手があり、荷物が重いときでも安心して手持ちで使うことができています。


底面には「A-FRAME(エーフレーム)」構造が採用されていて、そのおかげで背負ったときに実際の重量よりも軽く感じます。


幅も厚みもある肩パットは疲労軽減につながっています。


あると助かるチェストストラップも付いていています。マグネット式になっているので着脱がとてもスムーズで使いやすい。




チェストストラップは取り外し可能で、使わない方にも配慮された仕様になっています。


両側の長さ調整ストラップには固定用のバンドが付いているので、ストラップがきっちりまとまるのがうれしいポイントです。
バンドがないとストラップがだらんとして気になるところですが、こうした細かい部分まで使う人のことを考えた仕様になっています。




メイン収納部分は止水ジップになっていて、多少の雨なら気にせず使えるのがうれしいポイントです。
ただし、前面ポケットやボトル収納部分は止水仕様ではないので注意が必要です。
とわいえ、ジップ部分は隠れているので、そこまで気にする必要はありません。


荷物を入れていない状態では自立します。
所有している、アークテリクス アローは自立しないデザインで使いにくかったので、自立するDaily Plusのうれしいポイント。
もちろん、前面の収納に重い荷物を入れると倒れてしまうので、自立するかは荷物のバランスによって、ということになります。


実際に重さを測ってみると1,160gでした。21Lのリュックとしてはやや重めかもしれませんが、使っていて気になるほどではなく、十分許容範囲です。


Able Carry Daily Plus 収納部の紹介
内部の収納部分はすべて明るいグレー系で統一されていて、中身が見やすくなっています。


前面の収納
前面の収納部分は大きく開いて使いやすく、ジッパー付き・ジッパーなしの小分けポケットとキーを掛けられるカラビナも付いています。
小分けポケットには、ポケットティッシュや目薬など、さっと取り出したい荷物をいれてとくと便利です。


カメラ好きの方が気になるかもしれませんが、SONY α7IVにTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6を装着した状態では、ジッパーはなんとか閉まるものの、実用的とは言えません。
FUJIFILM X-E5やコンデジなど、コンパクトなカメラであればスムーズに収納できて、さっと取り出せて便利です。




右側のボトルなどが入る収納
バッグの右側面には、ボトルなどを収納できるポケットがあり、水筒や500mlのペットボトルもすっぽり収まります。折りたたみ傘を入れても便利に使えそうです。
カメラ好きの方であれば、小さめの三脚を収納するのもいいですね。
写真では600mlの水筒を入れています。まだまだ余裕がある感じです。




メイン収納
背面側には、PC収納・タブレット収納・伸縮する収納、ペン収納、前面側にはジップ付きの小物入れがあります。
PC収納:13インチのMacBook Airを入れています。公式では16インチまで収納可能と紹介されています。
タブレット収納:11インチのiPad Proにケースを装着した状態で入れています。余裕はあまりないので、13インチサイズのタブレットは厳しいですね。
伸縮する収納:伸縮性のある収納です。凹凸のあるものを入れるとゴムが伸びてしまうのが心配なので、マスクや小さめのノートなど薄めのものを入れることが多いです。
ペン収納:左右にペン用の収納があります。ただし、手持ち部分に滑り止めの付いたペンは引っかかって入れにくく、使い勝手はあまり良くありません。


前面ジップ付き収納:メイン収納の前面にはチャック付きのポケットがあり、イヤホンや財布などを入れるのに便利です。


メインの収納にどれくらい入るのかを検証。2Lのペットボトルがなんとか5本入りました。これくらい入れは1泊の旅行では十分活躍できるでしょう。




上部の収納はパスポートなどに最適
バッグの上部の背中側にも収納があります。チャックはめくらないと見えない作りになっているので、セキュリティの高い収納です。
厚みのあるものは入りにくいので、パスポートなど薄めの大事なものを入れるのにオススメです。




Able Carry Daily Plusを使って良かった点(メリット)・気になった点(デメリット)
| 良かった点 | 気になった点 |
|---|---|
| 仕事にも使いやすいミニマル・シンプルなデザイン 荷物が入っていなくてもリュックが型崩れしにくい ボトルを隠せるポケットが優秀 荷物が重くても軽く感じる背負心地・フィット感 | PCが取り出しにくい フロントやボトル収納はメイン収納に影響する メイン収納の奥の荷物は取り出しにくい |
Able Carry Daily Plusを使って良かった点(メリット)
仕事にも使いやすいミニマル・シンプルなデザイン
Daily Plusを購入した一番の理由は、このミニマルでシンプルなデザインです。同色で控えめなロゴも非常に好みで、ミニマリストの方にもオススメできます。
どんな服装にも合わせやすく、シチュエーションを問わず、仕事から普段使いまで幅広く活躍します。
とにかく、この洗練されたデザインが本当に魅力的!


荷物が入っていなくてもリュックが型崩れしにくい
Daily Plusは、荷物を入れていない状態でも型崩れがしにくいです。
ちなみに、私が所有しているキャビンゼロ クラシック(CABINZERO CLASSIC)28Lは、荷物が入っていないとペタンとつぶれてしまいます。こういったタイプのバックパックは意外と多いのではないでしょうか。
その点、Daily Plusは中身が空でもしっかりと形を保ってくれるので、デザイン性を損なわずに使えるのが大きな特徴です。


ボトルを隠せるポケットが優秀
Daily Plusは収納が多いのが特徴ですが、中でも私のお気に入りは、ペットボトルや水筒などを入れられるバッグ横のポケットです。
一般的なバッグでは、飲み物が外から見えてしまうことが多いですが、Daily Plusのボトルポケットはジッパーを閉めれば外から見えない作りになっています。
デザイン性を保ちながら、ボトルを取り出しやすいという、一石二鳥の仕様です。




荷物が重くても軽く感じる背負心地・フィット感
Daily PlusはA-FRAME(エーフレーム)構造のおかげで、荷物が重くても背負ってみると不思議とそこまで重さを感じません。
この感覚は実際に背負ってみないとわからないと思いますが、ぜひ騙されたと思って一度体感してほしいです。
フィット感も非常に良く、背負いやすさは抜群です。
Able Carry Daily Plusを使って気になった点(デメリット)
PCが取り出しにくい
PC用の収納はあるものの、取り出す際に上側で引っかかってしまい、少し取り出しにくさを感じます。上側を折りたたんで取り出す必要がある点が、使い勝手の面でやや不便です。


フロントやボトル収納はメイン収納に影響する
フロント収納やボトル収納に荷物を入れると、メイン収納に影響が出ます。そのため、21Lという容量のわりに「思ったよりメイン収納に荷物が入らないな」と感じることもありました。


メイン収納の奥の荷物は取りにくい
Daily Plusはメイン収納へのアクセスがメインジッパーのみの一箇所なので、奥に入れた荷物は取り出しにくくなります。
荷物をパンパンに詰めることはあまりありませんが、この点は少し注意が必要です。


まとめ
- 仕事や普段使いに、とにかくミニマル・シンプルなデザインのリュックが欲しい。
- 細かい収納があるリュックが欲しい。
- 背負心地のいいリュックが欲しい。
- 1泊の旅行にも使える容量も欲しい。
Able Carry Daily Plusは、ミニマルでシンプルなデザインを求める方にぴったりのリュックです。
収納力・機能性・背負い心地のバランスが非常に良く、仕事や普段使いはもちろん、1泊程度の旅行にも対応できます。
細かい部分で気になる点はあるものの、デザイン性と実用性を両立したリュックを探している方には、間違いなくオススメできるアイテムです。













