α7IVを使い始めて数ヶ月経ちました。クリエイティブルックはα7IVから使用しています。
今回は以前から気になっていた、SONYのクリエイティブルックのJPG撮って出しと、Lightroom ClassicのRAW現像で書き出しした場合で色味がどこまで差があるのか調べてみました。
クリエイティブルックとは?
クリエイティブルックは、カメラにプリセットされた画作りのための機能です。
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/special/creativelook/
クリエイティブルックを活用いただくことで、撮影段階で映像の質感や色味を思い通りの雰囲気に仕上げることができます。
今回検証するLightroom ClassicのRAW現像方法は以下になります。
・プロファイルブラウザーでカメラマッチングを選択
・レンズプロファイルを当てる
その他はデフォルトのままの設定となります。
また、今回検証で使用したの「SONY α7IV」と「タムロン 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」となります。
クリエイティブルック JPG撮って出し・LightroomのRAW現像の比較
ST
被写体・シーンに幅広く対応する標準の仕上がり。
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左:【ST】JPG撮って出し / 右:【ST】Lightroom RAW現像
PT
肌をより柔らかに再現。人物の撮影に最適。
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左:【PT】JPG撮って出し / 右:【PT】Lightroom RAW現像
NT
彩度・シャープネスが低くなり、落ち着いた雰囲気に表現。パソコンでの画像加工を目的とした撮影にも最適。
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左:【NT】JPG撮って出し / 右:【NT】Lightroom RAW現像
VV
彩度とコントラストが高めになり、花、新緑、青空、海など色彩豊かなシーンをより印象的に表現。
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左:【VV】JPG撮って出し / 右:【VV】Lightroom RAW現像
VV2
明るく色鮮やかな発色で、明瞭度の高い画像に。
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左:【VV2】JPG撮って出し / 右:【VV2】Lightroom RAW現像
FL
落ち着いた発色と印象的な空や緑の色味に、メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気のある画像に。
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/special/creativelook/
左:【FL】JPG撮って出し / 右:【FL】Lightroom RAW現像
IN
コントラストと彩度を抑えたマットな質感に。
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左:【IN】JPG撮って出し / 右:【IN】Lightroom RAW現像
SH
透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気の仕上がりに。
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左:【SH】JPG撮って出し / 右:【SH】Lightroom RAW現像
BW
白黒のモノトーンで表現。
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/special/creativelook/
左:【BW】JPG撮って出し / 右:【BW】Lightroom RAW現像
SE
セピア色のモノトーンで表現。
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/special/creativelook/
Lightroom Classicのカメラマッチングにはなかったので今回は比較していません。
まとめ
SONYクリエイティブルックのJPG撮って出しとLightroomのRAW現像(プロファイル)の比較検証でした。
今回の結果ですが、色味の方向性は同じで、RAWのハイライトを下げてシャドウを上げるとより近い結果になりそうです。
LightroomでRAW現像した色が悪いということはなく、そのまま使っても満足する色が出ていると思います。
今回の結果でJPGは基本的にSTかNTで撮影。
印象的な場面やすぐに共有した写真があるときはクリエイティブルックでお気に入りのFL, INなどで遊んでいこうかと思います。
すでに撮影してしまったRAW画像で、別のクリエイティブルックを忠実に再現したいとなった場合には、SONY純正アプリの「Imaging Edge Desktop」で対応したいと思います。
「Imaging Edge Desktop」は何度か試してみましたが、さすが純正品ということでクリエイティブルックを完全に再現可能でした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。