メイン機にソニーのα7IVを使用している私ですが、日々の撮影で特に愛用しているレンズはタムロンのTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)です。
このレンズは広角から望遠まで幅広く対応できる便利な一本で旅行や風景撮影、さらにはポートレートまで幅広く活躍してくれます。
しかし、その高い汎用性とは裏腹に若干サイズが大きく重さもあるため撮影がメインでない日には少し持ち出すのをためらってしまうことがあります。
最近では、ちょっとした散歩カメラを持ち歩いて気軽にスナップを撮りたいと思う場面が増えてきました。
そこで、もっと気軽に持ち運べて、日常の何気ないシーンを気軽に切り取れるようなレンズがあればな感じるようになりました。
そこで今回は、自分の備忘録も兼ねてソニーのEマウント、フルサイズカメラ用のスナップに最適なレンズをいくつかピックアップしてみることにしました。
軽量でコンパクトなものを中心に選びつつ、スナップ撮影に必要な画角や使い勝手も考慮してリストアップしています。
今後の参考になれば嬉しいですし、同じように「軽くてコンパクトなレンズを探している」という方の助けになれば幸いです。お散歩用のレンズを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回紹介するレンズの条件はこちらになります。
- 焦点距離はスナップに使いやすい28mm〜50mm
- 重量は200g以下
- メーカーはソニー、タムロン、シグマに限定
※タムロン、シグマには条件に当てはまるレンズはなかったので今回はソニーのレンズのみ紹介 - AF可能
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(SEL35F28Z)
このレンズは、重量が120gと圧倒的な軽さと開放F値2.8という明るさを持ちながらも、最大撮影倍率は0.12倍やや控えめという特徴を持っています。
軽量で手軽に持ち運べることを最優先にしたい方、スナップ撮影や風景撮影など、広範囲な撮影を楽しみたい方におすすめのレンズです。
- 重量が約120gと超軽量
- スナップに使いやすい35mmの焦点距離
- 最大撮影倍率が0.12倍とあまり被写体には寄れない
- 発売が2013年と10年以上前に発売されたレンズ
FE 40mm F2.5 G(SEL40F25G)
FE 40mm F2.5 Gは、小型軽量でありながら高画質を実現した、使い勝手の良い標準単焦点レンズです。
焦点距離40mmは、「RICOH GR IIIx」でも採用された画角で、35mmと50mmのいいとこ取りの画角です。
小型軽量でスナップ撮影にはちょうどいいレンズです。
また、最大撮影倍率は0.2倍(AF時)/0.23倍(MF時)とそこそこ寄れるレンズでもあります。
ただし、Gレンズということで価格はやや高めなのが気になります。
- 重量が約173gと超軽量
- 40mmの焦点距離はスナップに最適
- 最大撮影倍率は0.2倍(AF時)/0.23倍(MF時)とそこそこ寄れる
- Gレンズのため価格が少々高め
FE 50mm F2.5 G(SEL50F25G)
FE 50mm F2.5 Gは、重量が174gと小型軽量ながらも美しいボケ味と高画質を両立させた、汎用性の高いレンズです。
焦点距離50mmは、人間の目で見た世界に近い自然な画角として知られており、スナップ撮影からポートレートまで幅広いシーンで活躍します。
また、最大撮影倍率は0.18倍(AF時)/0.21倍(MF時)と、近接撮影は標準的な仕様です。
小型軽量なボディは、気軽に持ち歩けるため、日常のスナップ撮影や旅行にも最適です。
Gレンズならではの高い光学性能と、直感的な操作性が魅力のレンズです。
ただし、FE 40mm F2.5 Gと同様にGレンズということもあり価格はやや高めなのが気になります。
- 重量が約174gと超軽量
- 50mmの焦点距離はスナップやポートレートにも使いやすい
- Gレンズのため価格が少々高め
FE 50mm F1.8(SEL50F18F)
FE 50mm F1.8は、撒き餌レンズとして有名で中古だと3万円を切る価格で購入可能です。
軽量かつ明るい開放F値1.8が魅力で、わずか約186gと非常に軽く、気軽に持ち運ぶことができるため、日常のスナップ撮影からポートレート、風景撮影まで幅広いシーンで活躍します。
また、美しい背景ぼけを生かした表現が可能で、被写体を引き立たせる撮影にも適しています。
一方で、最大撮影倍率は0.14倍で、接写性能よりも全体的なバランスを重視した仕様になっています。
持ち運びやすさを優先しつつ、美しい描写を楽しみたい方にとって、非常におすすめのレンズです。
初めての単焦点レンズとしてもおすすめのレンズです。
- 中古だと3万円を切る価格
- 重量が約186gと軽量
- スナップ・ポートレートに使いやすい50mmの焦点距離
- AF動作音がうるさめ
FE 28mm F2(SEL28F20)
FE 28mm F2は、スナップ撮影やストリートスナップに最適な、軽量かつ高画質な単焦点レンズです。
開放F値2.0という明るさを持ちながら、わずか約200gという軽量設計で、焦点距離35mmのレンズと比較すると、日常の風景や人物を自然な遠近感でダイナミックに捉えたい時に活躍します。
28mmの画角は、標準レンズと広角レンズの中間のような絶妙な広さで、建築物や風景の撮影にも適しています。
歪みが少なく、自然なパースペクティブで被写体を表現できるため、建築写真や風景写真にも幅広く活用できます。
最大撮影倍率は0.13(AF時)/0.16(MF時)と、接写性能はそれほど高くありませんが、スナップ撮影や日常的な撮影においては、十分な性能と言えるでしょう。
初めての単焦点レンズとしても、その扱いやすさと汎用性から、非常におすすめです。
- 開放F値2.0の明るさで、わずか200gの軽量設計
- 最大撮影倍率は0.13(AF時)/0.16(MF時)と接写性能は高くない
まとめ
今回の記事では、ソニーEマウントフルサイズカメラ用の軽量でスナップに使いやすいレンズをまとめてみました。
旅行や風景撮影に便利な高倍率ズームレンズとは異なり、日常的なスナップ撮影に焦点を当てた選択肢です。
特にお散歩カメラとして気軽に持ち歩けるレンズを探している方に向け、画角や使い勝手を考慮して厳選しました。
私はα7IVを使用していますがα7c系の軽量コンパクトボディを使っている方にはより良い選択肢になりますね。
撮影の幅を広げるアイデアとして、この記事が参考になれば幸いです。
ぜひお気に入りの一本を見つけてみてください!