Eマウントの超軽量コンパクトズーム。SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650を購入して半年ほど使ってみたのでレビューしてみたいと思います。
超軽量・コンパクトで電動ズームということで、コンデジ感覚で使えるのではと思い購入してみました。
半年ほど使用してみた感想は、軽量・コンパクトの特徴を活かし気軽に使うレンズとしては十分満足しています。
SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのスペックほか
スペック
名称 | E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
型名 | SELP1650 |
対応撮像画面サイズ | APS-Cフォーマット専用 |
焦点距離 | 16-50mm/35mm判換算 24-75mm |
開放絞り | F3.5-5.6 |
絞り羽根 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.25-0.3m |
最大撮影倍率 | 0.215倍 |
フィルター径 | 40.5mm |
手ブレ補正 | レンズ内手ブレ補正方式 |
質量 | 約116g |
外観
外観のイメージです。
パワーズームのスイッチ以外にボタンはなくシンプルな外観となっています。
ズーム域のイメージ
16-50mm(35mm判換算 24-75mm)のズーム域のイメージとなります。
広角から中望遠までの使いやす画角です。
16mm(35mm判換算 24mm)
50mm(35mm判換算 75mm)
SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSの良いところ
超軽量・コンパクトで気軽に持ち出せる
質量が約116gと超軽量でコンパクト。
気軽に持ち出せるというがこのレンズの最大の魅力です。
比較対象がフルサイズ用の高倍率ズームのタムロンのレンズになっていますが、このレンズを持っている方はよりSONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのコンパクトさが伝わると思います。
電源のON・OFFで自動でレンズが出し入れされる
電源を入れるとレンズが自動的に出て、切ると自動的に収納されます。
レンズ収納時にはパンケージレンズの状態になり気軽にコンデジ感覚で使うことができました。
もちろんカメラとしてのサイズ感はコンデジよりは大きくなってしまいますが。笑
SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSの気になるところ
これだけ軽量・コンパクトにしているレンズに注文してはいけないことだと思いますが、あえて気になる点をあげたいと思います。
F値が暗い
F値が3.5-5.6ということで明るいレンズではありません。
望遠側を使うとF値がF5.6になってしまいます。
レンズ内に手ブレ補正もありますが、室内撮影などの暗い環境では手持ちの際にISOを上げないといけない状況になります。
特に望遠側では手ブレに気をつけての撮影になります。
周辺部分の画質
中央の解像感はまったく気になりませんが、周辺の画質は絞ってもぼやっとしているので満足いくものではありません。
ただし、超軽量・コンパクトなレンズということで、ここは割り切って使ってもいいと思います。
作例
ここからは簡単な作例をご紹介します。
作例は「Adobe Photoshop Lightroom」でRAW現像(露光量のみ調整)したものを写真共有サービス「Flickr」にアップして掲載しております。
その他、軽量なEマウント標準ズームレンズ(APS-C用)
SIGMA(シグマ)/18-50mm F2.8 DC DN /ソニー E マウント
質量:約290g
以前、半年間ほど所有していたレンズですが、aps-cのカメラを売却してしまう理由で一緒に手放してしまいました。
aps-c用のレンズではいま一番欲しいレンズなのですが、在庫が安定せずなかなか再度購入するタイミングがありません。
F2.8通しの明るい標準ズームで、結構寄れるレンズでもあるのでかなり使いやすいレンズでした。
手放してしまったことを非常に後悔しているレンズです。
SONY/Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z
質量:約308g
このレンズはF4通しの標準ズームレンズです。
35mm判換算で24-105mmの非常に使いやすい画角でもあります。
SONY/E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
質量:約325g
F値は固定ではないですが、35mm判換算で27-202.5mmと広い画角をカバーします。
ちょっとした旅行に一本もっていいると便利なレンズではないでしょうか。
あると便利
レンズ保護フィルター
まとめ
Eマウントの超軽量コンパクトズーム。SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650を購入して半年ほど使ってみたのレビューでした。
軽量・コンパクトで気軽に持ち出しやすいので気合を入れての撮影ではなく、とりあえず持っていこうという感覚でつかえました。
電源のON・OFFでレンズが伸縮するのでコンデジ感覚で使っています。
コンデジではなく一眼(ミラーレス)で最小限に荷物を減らして撮影したという方には最適なレンズではないでしょうか。
荷物が増えがちな、小さな子どもがいるパパ・ママカメラマンさんにもおすすめです。
手ブレ補正のないα6400などのカメラには、手ブレ補正付きのレンズが役立ちます。