Eマウント用の広角ズームで軽量・コンパクト・F2.8通しと言ったらこのレンズ。
今回はTAMRON(タムロン)から発売されている17-28mm F/2.8 Di III RXD Model A046(以下、タムロン 17-28mm F2.8)を紹介したいと思います。
※シグマから2022年6月に似たようなスペックのレンズが発売されました。
発売したのは2019年の6月と3年近く経過していますが、筆者が購入して1年ほど経ちましたのでレビューしてみたいと思います。
タムロン 17-28mm F2.8のスペック・特徴
スペック
モデル名 | A046 |
焦点距離 | 17-28mm |
明るさ | F/2.8 |
レンズ構成 | 11群13枚 |
最短撮影距離 | 0.19m (WIDE) / 0.26m (TELE) |
最大撮影倍率 | 1:5.2 (WIDE) / 1:6 (TELE) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ73mm |
長さ* | 99mm |
質量 | 420g |
絞り羽根 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F/22 |
特徴
- 軽量
- コンパクト
- F2.8通しと明るい
- インナーズーム
- F2.8通しのレンズとしては低価格
- 手ブレ補正なし
- フィルター系が他のタムロンのレンズと共通の67mm
- 広角側が17mm、望遠側が28mm
- そこそこ寄れる
タムロン 17-28mm F2.8の良いところ
F2.8通しなのに軽量・コンパクト
F2.8通しのズームレンズとしては考えられないくらい軽量でコンパクトサイズの設計となっています。
ちなみに重量は420gとなっています。
焦点距離は異なりますが、広角ズームでF2.8通しであるSONYのFE 16-35mm F2.8 GMレンズの680gと比較するとだいぶ軽量であることがわかります。
画質に不満はありません
F2.8通しなのに軽量コンパクトというのが特徴のこちらのレンズですが正直画質は。
といったことはなく特に不満に感じる部分もなく非常に満足しています。
作例はこちらご確認ください。
タムロン 17-28mm F2.8の気になるところ
ズーム域が短い
タムロン 17-28mm F2.8は広角側が17mm、望遠側が28mmとなっています。
似たような焦点距離の16-35mmのレンズに比べると少し物足りないズーム域となります。
AFの切り替えスイッチが無い
レンズにはボタン等は一切無いのでMFに変更する場合はメニューやカスタムキーで設定する必要があります。
絶対に必要ということはないですが、いざMFに切り替えようと思ったときにスイッチが無いと困ることがあります。
作例
比較した商品
SONY FE 16-35mm F2.8 GM
当初は一番欲しかったレンズでした。
16-35mmの使いやす画角とSONY最高峰のGMレンズということで写りにも期待していました。
ただし、一番ネックだったのがその価格。中古でも20万円ほどしていましたので泣く泣く断念しました。
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
2014年発売と古く画質の評価もあまり良くないと判断し除外しました。
焦点距離は16-35mmと使いやすくF4通しであるのも問題ありません。
中古品であれば価格も下がっているのでSONY純正にこだわるのであればこちらのレンズも良いかもしれません。
SIGMA(シグマ)16-28mm F2.8 DG DN
タムロン 17-28mm F2.8を購入時にはまだ発売していなかったレンズです。
F2.8通しのレンズで重量がタムロン 17-28mm F2.8の420gには及びませんが450gとなっておりこちらも軽量です。
そして焦点距離が16-28mmと広角側が16mmになっているのがこのレンズの魅力でしょうか。
発売が早ければ確実に検討していたレンズだと思います。
SONY FE PZ 16-35mm F4 G
こちらもタムロン 17-28mm F2.8を購入時にはまだ発売していなかったレンズです。
F4通しのレンズですが焦点距離が16-35mmと使いやすく重量も353gと超軽量のレンズとなっています。
パワーズームとなっており動画撮影時にも活躍するレンズです。
ただし、新しいレンズで15万円程度となっておりなかなか手の出しにくい価格です。
まとめ
このレンズは購入してサイズや写りには非常に満足していました。
ただし、一番気になっていたのが17-28mmのズーム域。どうしても16-35mmが気になってしまいます。
実はすでに新たにレンズを追加していまして、今後このレンズと比較してどちらのレンズを残すか検討してみたいと思います。